
2026年1月13日(火) 15:52
IFABが『ヴェンゲル案』でオフサイド規定を審議へ—国内への影響は?
ここに注目
微差判定を減らして攻撃側を優先する提案だ
国際サッカー評議会(IFAB)は、アーセン・ヴェンゲル氏が提案したオフサイド新案を2026年1月20日の年次会議で審議する見通しだ。ヴェンゲル案は、攻撃側の選手が守備側の最後の選手を「完全に越えた場合のみ」オフサイドとするもので、体のわずかな前出しで判定されることを避けることを狙っている。
VARによるミリ単位の判定を減らし、試合の流れを良くする狙いが強い。すでに若年大会や一部大会で実験が進み、半自動のオフサイド検出と合わせて検証が行われている。IFABは技術会合で討議した上で、翌月の総会で承認を目指す見通しだが、実運用には追加の試験が必要だ。
国内ではJFAや審判団が運用変更に備える必要がある。Jリーグのクラブは守備ラインの取り方やオフサイドトラップの見直しを迫られるだろう。判定の明確化は観客にとって利点だが、審判と戦術の両面で準備期間が必要だ。実際に導入されれば、審判は映像基準の再設定とアナウンスの統一を迫られる。半自動式の導入は技術面での投資を伴い、リーグや放送への影響も出る。戦術面では守備ラインを下げるチームが増え、スルーパスや裏への飛び出しが増える可能性がある。
今後はIFABの公式発表と各協会の対応が焦点となる。
ポイント
Q
ヴェンゲル案とはどんな案ですか?A
攻撃側の体が最後の守備より完全に前に出た場合のみオフサイドとする、新しい解釈だ。
Q
いつIFABで審議されますか?A
技術会合は2026年1月20日(ロンドン)、総会は2026年2月28日(ウェールズ)で議論される予定だ。
Q
国内への具体的影響は何ですか?A
審判教育やVAR運用の改定、Jリーグでの戦術見直しなどが主な影響だ。